• フォトギャラリー
  • プロデューサー'sブログ

公演スケジュール

8月17日(月) めくるめくクラシック音楽旅行〜1日でたどる西洋音楽史

クラシック音楽の様式美を、バロック時代〜古典派、ロマン派、ロシア、フランス、そして軽井沢ゆかりの作曲家たちの近現代作品まで、 存分に堪能していただける、オトナのための夏休み音楽研究です。
各時代様式を旅行スケジュールに見立てて、みなさまと共に400年の時空を1日でめぐっていきましょう。

構成・解説:野平多美

10:30-11:30 Part.1 朝のバロック音楽〜オペラの始まり
12:30-13:30 Part.2 古典派の巨匠たち〜器楽音楽の飛躍的な発展
15:30-16:30 Part.3 哀愁のロマン派〜音楽の詩人たち
17:30-18:30 Part.4 ロシアとフランスから〜後期ロマン派が残したもの
19:30-20:30 Part.5 20世紀の音楽スケッチ帖〜パリ〜ブエノスアイレス―そして軽井沢
10:30-11:30 Part.1 朝のバロック音楽〜オペラの始まり

華やかなりしイタリアに咲くオペラの祖、モンテヴェルディ。
そしてフランス鍵盤音楽の粋と音楽の父、バッハ。


古来より歌と踊りは人間の生活に欠かせないもので、音楽は毎日の生活のなかで育まれてきました。祈りのための教会音楽、中世の単旋律聖歌やルネッサンスの合唱曲を経て、16世紀に総合芸術、オペラの時代が到来します。史上最初のオペラは、ダフネかモンテヴェルディか、と論議は今も続きますが、とにかく当時音楽が最も栄えていたのは、イタリア。今でも音楽用語はイタリア語が主流なのは、そのためです。
モンテヴェルディが、グラン・モテ(モテット)や初期のオペラの代表とすると、鍵 盤音楽では、スカルラッティ家が最右翼に位置します。父アレッサンドロとドメニコです。同時期にはフランスでも、クラヴサン音楽の競作と競演が繰り広げられていました。代表格は、宮廷に従事し、演奏に踊りに教育にと八面六臂の活躍をしたスター作曲家シャンボニエール(1602-72)とリュリ(1632-87)、そしてクープラン、ラモー。
ドイツでは、教会音楽の分野にバッハが君臨。バッハの出現は、そのジャンルのみならず、その後の器楽音楽のレパートリーの拡大にも多大な影響を与えたのです。

【演奏】

臼木あい(ソプラノ)

野平一郎(ピアノ)

佐藤俊介(ヴァイオリン)

古川展生(チェロ)
【曲目】
バッハ:無伴奏パルティータ シャコンヌ・・・佐藤俊介(ヴァイオリン)
シャンボニエール:カナリ(ジーグ) ・・・野平一郎(ピアノ)
リュリ:クーラント ホ短調 ・・・野平一郎(ピアノ)
モンテヴェルディ:私を死なせて下さい・・・臼木あい(ソプラノ)&野平一郎(ピアノ)
ヘンデル:「リナルド」(1711初演)年より “私を泣かせて下さい”
ヘンデル:「エジプトのジュリアス・シーザー」より “海の嵐で難破した小舟は”(1724)
バッハ:無伴奏組曲 から 2つの楽章・・・古川展生(チェロ)
バッハ:カンタータから 第211番《おしゃべりやめて、お静かに(コーヒーカンタータ)》から「ああ、コーヒーは何て美味しいのでしょう」 1734年頃・・・臼木あい(ソプラノ)&野平一郎(ピアノ)
スカルラッティ:すみれ
12:30-13:30 Part.2 古典派の巨匠たち〜器楽音楽の飛躍的な発展

楽聖、ベートーヴェンと名手、パガニーニの技の競演。
ピアノ音楽の進化と演奏家の技術の探求の結晶を聴く。


現代ピアノのモデルになった、バルトロメオ・クリストフォリが開発したフォルテピアノが産声を上げてから、今年がちょうど300年。 後期バロックの時代に形作られたピアノのメカニックは、18世紀後半に一段と進歩しました。
この間、作曲家も次々に発表される新しいピアノの技術開発に興味を持ち、その可能性を存分に生かすべく作曲に励んだのです。また、それまでは即興的な部分を多く残していた楽曲構成も、作曲家の想像力がより豊かになって作品の規模が大きくなりました。そして、ある規範を求めるようになり、次第に主題とその展開をもとにした多様な形式が生まれました。
そしてソナタ形式の登場です。この複数の主題を持つ三部形式を基に、ハイドンは100曲余の交響曲と80曲余の弦楽四重奏曲を残し、ベートーヴェン(1770-1827)は32曲のピアノ・ソナタを残しました。
一方で、ニコロ・パガニーニという天才ヴァイオリニストの出現によって、ヴァイオリン演奏のテクニックが格段の進歩を遂げました。

【演奏】

ウェールズ弦楽四重奏団(弦楽四重奏団)

野平一郎(ピアノ)

佐藤俊介(ヴァイオリン)
 
【曲目】
ハイドン:弦楽四重奏曲第67番ニ長調op.64, Hob.3-63「ひばり」・・・ウェールズ弦楽四重奏団(弦楽四重奏団)
モーツァルト:幻想曲K.397・・・野平一郎(ピアノ)
パガニーニ:24のカプリスから・・・佐藤俊介(ヴァイオリン)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番・・・佐藤俊介(ヴァイオリン)&野平一郎(ピアノ)
15:30-16:30 Part.3 哀愁のロマン派〜音楽の詩人たち

自然の移り変わりや人の感情をより大胆に、
そして豊かな音楽語法で表現した作曲家たち。器楽による心の歌の数々。


シューマンとホフマン、シューベルトとゲーテ、メンデルスゾーンとシェークスピア、マーラーとリュッケルト…、というようにロマン派の時代は、文学と音楽が緊密に寄り添い、また影響しあって作品が実を結びました。心情の吐露を包み隠さず表現したベートーヴェンの手法から、ロマン派のそれぞれの作曲家はさらに音楽表現の幅を広げたのです。
音楽の作りも、ソナタなどの音楽形式から逸脱してより自由な書式の探求を試みたり、和声語法も少しずつ転調や和音の装飾に工夫が凝らされたり、緊張弛緩の襞が大きくなっていきます。
絵画を見るように、音楽から叙情が湧き出るシューマン、そして音楽そのもので詩情を表現した“ピアノの詩人”ショパンは来年生誕200年を迎えます。
バッハの真価を改めて世に問い、率先してその作品の演奏につとめたメンデルスゾーンの、すっきりとした音楽に潜むリリシズムも聴き逃せません。

【演奏】

野平一郎(ピアノ)

ヴィクトリア・ シェレシェフスカヤ(ピアノ)

佐藤俊介(ヴァイオリン)

古川展生(チェロ)
【曲目】
シューマン:森の情景 ・・・野平一郎(ピアノ)
ショパン:ワルツ 作品64-1変ニ長調「子犬のワルツ」, 作品64-2 嬰ハ短調・・・ヴィクトリア・シェレシェフスカヤ(ピアノ)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調・・・佐藤俊介(ヴァイオリン)、
古川展生(チェロ)、野平一郎(ピアノ)
  
17:30-18:30 Part.4 ロシアとフランスから〜後期ロマン派が残したもの

新しい音楽世界を切り開いた三人の作曲家たち。
管弦楽の肥大化と世紀末の退廃的な音楽からのエスケイプ。


ドイツ後期ロマン派には重厚なブラームス、華麗なリヒャルト・シュトラウスが登場し、ワーグナーやブルックナーらが長大な音楽を世に問うて、音楽界に“時間枠の錯乱”を起こしました。そして20世紀の扉を開くと、それを否定するような、音楽のミニアチュール(小規模作品)への志向が、オーストリアでヴィーン楽派という形で現れ、オペラ主義の長い伝統から解かれたフランスでも、サロン音楽へと興味が向いました。
サロンでは、詩人や作家、画家、そして音楽家が集い、毎晩のように歌曲や室内楽の新作が発表されました。サン=サーンス、フォーレ、アーン、ドビュッシー、ラヴェルらの時代です。また、同じ頃、街の演奏会場でも、個人のリサイタルや管弦楽団の定期公演も始まり、音楽界が活発になりました。
一方ロシアの音楽界は、リャードフ、リムスキー=コルサコフ、グラズノフらのロシア・アカデミズムの時代を経て、ロシア・アヴァンギャルドが台頭します。その頃、辣腕興行主、セルジュ・ドゥ・デイアギレフ(1872-1929)がヨーロッパを席巻し、ストラヴィンスキーの三大バレエなどで大成功を収め、パリジャンにも大きなショックを与えました。プロコフィエフはちょうどそのころパリに滞在中で、これらをつぶさに見聞きしたといいます。

 マキシム・ガンツ(チェロ)来日中止のお知らせ
 チェリスト、マキシム・ガンツが急病のため来日中止となりました。
 高熱でのドク ター・ストップがかかってしまい、本人も大変残念がっております。
 マキシム・ガンツが演奏予定でした公演につきましては、下記の通りとなります。
 公演を楽しみにしていた皆さまには大変申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。
【演奏】

向山佳絵子(チェロ)

ヴィクトリア・ シェレシェフスカヤ(ピアノ)
   
【曲目】
ドビュッシー:チェロ・ソナタ(1915)
フォーレ:エレジー
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ(1949)
19:30-20:30 Part.5 20世紀の音楽スケッチ帖
     〜パリ〜ブエノスアイレス―そして軽井沢

現代に息づくロマンと郷愁。
世界が驚嘆するクラシック・サクソフォン界の寵児、クロード・ドラングルの宇宙。


バルトークやコダーイによる民族音楽の探求やフランス近代作品に代表される古典音楽への回帰といった温故知新の風潮を経て、脱インターナショナルと個性の時代へと突入した20世紀。
西洋クラシック音楽史をめぐる旅の最後に、これら独自の語法を持つ各国の作曲家を、19世紀にベルギーの楽器製造者アドルフ・サックスが創作した“歌う楽器”サクソフォーンによって聴くという試みです。
プログラムは、「フランス六人組」の中でも、ブラジルやアメリカにわたってそれぞれの伝統音楽に影響を受けたミヨーや、祖国アルゼンチンの音楽にフランスのエッセンスを取り入れたピアソラ。そして日本の作曲家からは、軽井沢にゆかりの深い二人をご紹介しましょう。軽井沢のとなり町、御代田を作曲の場所と決めていた武満徹と1950年代に軽井沢現代音楽祭を開催していた黛敏郎です。
また1980年代にフランスでのドゥラングルとの交流によって実を結んだ、野平一郎作品が並びます。

【演奏】

クロード・ドゥラングル
(サックス)

オディール・ドゥラングル
(ピアノ)

古川展生(チェロ)
 
【曲目】
武満徹 (1930-1996):ディスタンス (1972)・・・クロード・ドゥラングル(サックス)&オディール・ドゥラングル(ピアノ)
ダリウス・ミヨー (1892-1974): スカラムーシュ  Paris 1937・・・クロード・ドゥラングル(サックス)&オディール・ドゥラングル(ピアノ)
黛敏郎(1927-1997): 文楽・・・古川展生(チェロ)
野平一郎(1953-):アラベスク3 ・・・クロード・ドゥラングル(サックス)&オディール・ドゥラングル(ピアノ)
アストール・ピアソラ (1921-1992) タンゴ・エチュード ・・・クロード・ドゥラングル(サックス)&オディール・ドゥラングル(ピアノ)
アストール・ピアソラ (1921-1992):オブリヴィオン・・・クロード・ドゥラングル(サックス)、オディール・ドゥラングル(ピアノ)、古川展生(チェロ)
■5公演セット券 10,000円  ご購入の方には素敵なプレゼントがあります
  ※FM軽井沢チケットセンター、軽井沢大賀ホールチケットサービスのみの販売

■1公演チケット 2,500円(1F指定席)/2,000円(2F自由席)   
  ※各プレイガイドにて好評発売中![Pコード:328-698/Lコード:37331]  詳細はこちら

※都合により、出演者、曲目などを変更させていただく場合がございます。なにとぞご了承ください。
※全てのコンサートは、3歳以上のお子さまもご入場いただけます。但し、他のお客様のご迷惑になりませんよう、心くばりをお願い致します。

お問合せ